1990-08-03から1日間の記事一覧

刹那「ルーティン・ワーク」

私は『黒くて重いもの』を握りしめていました。 ゆっくりとそれを持ち上げ、先を前に向けます。その動作に合わせて視線を上げると、驚いた顔の少年がいました。その少年を見た瞬間、何故だか胸が高鳴ったような気がします。 「ケイくん、わたしとケッコンし…