太宰治「パンドラの匣」@砂金

あらすじ

「健康道場」という風変わりな結核療養所で、迫り来る死におびえながらも、病気と闘い明るくせいいっぱい生きる少年と、彼を囲む善意の広人との交歓を、書簡形式を用いて描いた表題作。社会への門出に当って揺れ動く中学生の内面を、日記形式で巧みに表現した『正義と微笑』。いずれも、著者の年少の友の、実際の日記を素材とした作品で、太宰文学に珍しく明るく希望に満ちた青春小説。(裏表紙より)


感想

パンドラの匣』と『正義と微笑』はどちらも読み終わるとさわやか気分になります。
少年達が病気を抱えていたり、不安や葛藤の中で悩む中で、希望を見つけ青年へと成長を遂げるまぶしい姿に引き付けられました。

若者に限らずおすすめできる作品だと思います。